四角い家、かっこいいな!しかも安い!
CASA CUBEとか、四角い家は、何かとお洒落でカッコいいし間取りも取りやすい。
でも、安いから、デメリットがあるのでは?そう考えてしまいますね。
しかし賢い人なら、四角い家にはまず住みません。
何故なら、四角い家には、屋根面でのデメリットが多いからです。
四角い家=通称豆腐ハウス。
豆腐ハウスのメリットは、低コストで家が建つということです。
これは、本も出ているので参考にして欲しいです。
↑のような本で詳しく説明されています。
詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
四角い家は低コストですが、デメリットがあります。
四角い家のデメリットは屋根にある!
見た目が豆腐のような四角い家の屋根はこの2種類です。
1、まっすぐな陸屋根
最近この手の屋根をよく見かけます。
屋根が水平で、屋上があったりするような家です。防水塗装などをしてあるのが一般的です。
陸屋根は一般的に鉄筋コンクリートで建てられます。木造でつくると材料自体に水がしみ込み家が傷みやすいため、木造には向きません。
一般的な屋根は、傾斜を利用して、雪や雨を流しますが、陸屋根は水平なので、屋根の役割をしません。つまり家が直接ダメージを受けます。
定期的なメンテナンスを考えると、他の屋根よりコストがかかります。防水工事は平均10年毎に行わなくてはなりません。雨漏りの原因になります。
また、四角い屋根は天井裏の通気がありません。直接陽があたり、通気もないので、家自体が熱くなりがちです。
2、片流れ屋根
屋根は、かける場所が増えれば増えるほど、費用が増します。
つまり、四角い絵の片流れ屋根は、一枚で良いので、コストが抑えられます。
また、片流れ屋根は、太陽光をつけるには良い構造です。
しかし、その片流れ屋根にもデメリットがあります。
勾配を高く作らなければ、意味がないといのです。
屋根勾配が極端に緩い場合、陸屋根と同じ原理で、屋根に雨が溜まってしまい雨漏りのリスクが高くなります。
高くとったとしても、屋根と壁接地面に雨が打ち付けると、雨漏りの原因になることがあります。
また、片屋根は、やはり通気が悪くなります。家が熱くなりがちで、換気不足、結露の原因になります。
できるだけ、軒を出すなどをして、対策を取らなくてはなりません。
できれば、2面以上の屋根が好ましい
やはり通気や、屋根の耐久性を考えると、2面以上の屋根が望ましいと言えます。
四角い家でもいいけど、夏も熱くならず、雨漏りの心配ない家を考えると2面にするしかありません。けど、屋根はどちらにしても、10年を目処に点検は必要かもしれませんね。
建売を選ぶときも、屋根には注意が必要です!
工務店や販売店の「大丈夫」は大丈夫ではない!
家を購入する際、工務店や販売店は、あれやこれやの理由をつけ、四角い家の屋根は大丈夫だと言い張ります。
しかし、それは売り言葉。信じない方が無難です。
「そこには安いんだから我慢しろよー」が隠されていますからね。
「
断熱は一般的にグラスウールを入れて二重サッシであることが多いのが実情です。
屋根まで考えていたら、どうしても価格が上がってしまうからです。
また、実際に四角の家を想像してください。
風は家のどこを通りますか?
二面以上の屋根があれば、軒下の方から入りますが、四角家には、ほとんど軒がありません。
家が自力で呼吸ができない状態です。
特殊な施工や、特殊なツールを使って無理やり換気させるようですが、安い家でそれを信じることができますか?
「大丈夫」を信じて、片面の屋根にするのは危険です!
軒のない家も心配
最近は二面以上の屋根でも極端に軒のない家があります。
スタイル、見た目がいいんですよね。
けれど、やはり、換気口がつけられません。雨が直接当たり、雨水が進入してしまうからです!
何のための二面以上の屋根?
家は、見た目も大切ですが、標準的な機能も大切です。
湿気、梅雨がある日本です。
従来からある工法が一番安心できますよね?
特殊な塗料を塗り、湿気や虫食いに強い木材で作られている家もありますが、問題は壁の内部で起こるカビや腐食です。
しっかり通気、換気のある家にしましょうね。
結論、四角い家は辞めた方がいい
安くて見た目もかわいい家!そして安い!
けれど、その背景には、安いなりのデメリットもありますので、気をつけましょうね!
これから家を建てる方は、設計士さんの言いなりにならないように!
気をつけてください!